2012年12月10日月曜日

接着系アンカー VS コンクリート強度

笹子トンネル天井脱落事故で話題になっている接着系アンカーというものについて触れてみたいと思います。(接着系アンカーが総称名であり、ケミカルアンカーは、あるメーカーの商品名です。)

接着系アンカーを使用する工法は、あと施工で採用されることが多い。アンカーボルトの一種になりますが、そのアンカーボルトの機能から先ず簡単に説明しますと、アンカーボルトというのは、Aという構造体にBという別のものを緊結する際に用いるものです。

次に接着系アンカーというのはアンカーボルトにエポキシ等の化学剤を用いたものを言います。具体的な施工方法を説明しますと、既に存在するコンクリートにドリルで孔を開けて、そこに接着剤が入った筒状のカプセルを差し込み、更にボルトをねじ込んで、ボルトとコンクリートの孔との隙間を接着剤で充填して抜けないようにしたものを言います。

それでは接着系アンカーボルトを実際の現場でどのような箇所に使用するかというと、例えば増築工事などを行う際に梁、壁などの新旧接合部に採用される事が多い。アンカーの種類もいろいろなものがあって求められる接合強度に応じた種類があります。そしてその強度に応じた埋め込み長さであるとか、ボルト径などが定められます。

ここで今回のトンネル内の天井脱落事故を引き起こしたと思われる因子を私なりに挙げてみたいと思います。
1.吸排気ゾーンを造るための天井と隔壁を構成する材料にコンクリート板を採用した。
2.そのコンクリート板を支えるために重力に逆らった吊り方式を採用した。
3.地上から10m、天井から5mの高さにある箇所の点検方法をどのように考えていたか。

更にそれらの因子に関連づけられる問題点として

・重いコンクリート板を吊るために接着系アンカーを採用した。
・地中にあるコンクリート構造物への水の浸透を考えた場合に接着系アンカー強度への影響、または経年変化による強度劣化の懸念はなかったか。
・コンクリート勾配屋根の頂部に起きるとされている伸縮によるコンクリートそのものの強度劣化の可能性は考慮されていたか(関連記事=生目台の家の構造計画
・吸排気を行うための別の方法はなかったのか

などが考えられる。

今回の事故の原因は現段階ではまだ確定されておりませんが、これまで造られてきた、或はこれから造られるであろう構築物に多くの問題提起をしていると思われます。通常、何かものを造る際には、計画段階において大きく俯瞰的に捉えなければならない原則があります。それらは以下のようなものになるでしょう。

a.目的の確認(機能性と安全性)
b.経済性(予算と費用対効果の観点から)
c.デザイン性(総合的な解決方法を意味する)
d.維持管理(方法と予算確保)

これらの大原則は計画そのものの定規のようなものであり、仕事が細かい段階に入ってもいつもこの定規に即しているかをチェックを行うのが基本です。

事故現場ではいくつかの問題と時間が重なりあって、悲惨な結果を招いてしまったことは事実である。事故の教訓として原因を明確にし、将来の安全性への肥やしにしていかなければならない。

気になるのは今回の事故を引き起こしたとされる原因を結果的に採用するに至った経緯で、議論は尽くされていたのだろうかということである。最近のニュースを見ていると、どうにもそこら辺が気になってくるのである。







2012年11月1日木曜日

東京ぶらぶら

私の恩師がこれまでの建築家として歩んでこられた足跡を書籍にまとめられ、出版されることになりましたので、その記念パーティに出席をさせていただくということで東京へ行ってまいりました。(出版記念パーティ

一日だけ、余暇を設けましたので東京を散策する事にしましたが、いつもは良く古巣である吉祥寺であるとか青山近辺とかを歩いたりするのですが、今回は少し堅い街を歩くことにしました。

コースは三宅坂から始まり、桜田門→二重橋→馬場先門→丸の内→東京駅→有楽町→京橋→銀座→数寄屋橋と歩いてみました。途中で食事をしたり、お茶を飲んだり、建物を見たり、休んだりで東京の街をぶらぶらといった感じです。

一番町から始めるつもりだったのですが地下鉄下車駅を間違えて、地上に出たのが桜田門でした。もう引き返さすのをやめにして、そのまま先に進むことにしました。地下鉄の地上出口では護送車のような厳つい車が止まっていて、警察官が数人いたので何かあったのかとちょっと驚きましたが、そこは警視庁本館玄関前でした。

なるほど警視庁を桜田門とはよく言ったもので、丁度すぐ向かい合わせに桜田門が見える。そして隣には法務省のクラシックな建物が見えます。ここから桜田通りを挟み南西の方角に向かって霞ヶ関官庁街が続き、そして虎ノ門、神谷町、麻布へと、更に国道1号線として西国へ延びて行く。












桜田門から皇居へと入って行きました。

二重橋を訪れたのは今回が始めて。

♫ 記念の写真を撮りましょうね ♫

外国からの旅行者が目立ち、お互いを写真に撮り合ったりしていた。

皇居周辺のオフィスビル群は最近になって相当様変わりをしました。建物は巨大化し、そのデザインも洗練されている。質の良さと建築文化の進化を感じられずにいられない。丸の内周辺もきれいに整備されてきた。

丸の内街区は三菱が明治の初代から開発に関わってきた経緯もあって、現在でも街づくりに深く関与している。一つの街づくり理念が長い時間を通して浸透してきているので、東京の他の街区とは趣を異にしているところがある。他ではできなかった都市の在り方を可能にしている。












超高層ビルの谷間に低層建物の美術館、ティーテラス、レストラン、ショップなどを緑のオアシスの中に配置している。

現在の超高層ビルに建て替えるに当り、旧丸ビルに用いられた都市スケールの残像も新しい超高層ビルのフォルムに再び見ることができる。超高層から一昔前の歴史的なスケール、更に人に近いスケール、緑の遊歩道などをうまく調和させた街区に生まれ変わっている。











ここでは車より、人が優先されている。広い歩道の並木道。東京駅と日比谷通りの中間とは思えない静かな佇まいである。















旧丸の内ビル(1923年竣工)の杭に使用した松杭を展示してあった。(正面と床のショーケース)

長さ15mの松杭を5443本も使用していたそうだ。解体の時に地中から掘り出した杭からまだ松の匂いがしていたそうだから、如何に耐久性のある材料だったかを物語っている。およそ90年もの間、地中にあって腐らないとは驚きです。シロアリは霞ヶ関の方へ集まり、丸の内にはいなかったに違いない。











東京駅
きれいにリニューアルされていました。
水平に長く伸びていて全体が写真に納まらない。

周辺の超高層ビルは東京駅の空中権を借りる事によって存在しているのだそうだ。












丸の内側玄関前 

ステーションホテルと南口を結ぶ連絡路

クラシックな本館に対して、現代的なデザインのキャノピーを設けている。

正面突き当たりに見えるのが旧郵政省のビルです。ここも一部を保存し、超高層ビルへと生まれ変わっています。

お昼は丸の内ビルの地下レストラン街で牡蠣の天ぷら(フライではなく)を食べようと思っていました。おいしいランチを出すお店があります。しかし、東京駅を見終わったのがまだ11時過ぎです。少しお昼には早い。先に進む事にします。

有楽町のガード下の飲み屋というのは以前から知っていましたが、あんなに広範囲に渡って続いていたとは知らなかった。私が知っていたのはほんの一部だったようだ。

有楽町の裏通りを歩いていると日本人と欧米系の人が列を成している。中華の店先だ。引込まれるように列に並んで、直ぐ前の若者に尋ねた。「何が旨いの?」「餃子です」と返ってきた。小ぶりのバナナのような餃子が8個ほどお皿に載っていた。味は悪くはなかったが、私にはその夜に姉の家で食べた春巻の方が美味しく感じられた。














銀座中央通り

おしゃれなビル(ダブルスキンの表層)
このビルだけ抜きん出て高く建っているのが不思議。

歩行者天国では秋晴れの中、ヨチヨチ歩きの坊やを心配そうに見守るお父さんの姿が印象的でした。

銀座から新富町、八丁堀へと入るに従って、居住区に変わって行く事を伺わせる。その親子は近くから散歩に来たのだと思った。

この後、銀座のアップルのお店に立ち寄った。お店の中はお客で満員。英語と日本語が飛び交っていた。ここで働くには英語は必須条件だなと思った。とにかくそこには活気があった。

2012年2月14日火曜日

大津波が予測される今

東南海トラフ巨大地震中央防災審議の報告を受けて、これから予想される大津波に対して、建築物の災害対策に関連することについて述べたいと思います。


建築行政では、あの耐震偽装問題を境に建築構造基準と行政手続きが大幅に見直されましたが、その後に起きた大津波の対策にその見直しが障壁となっているのではないかと今、私は考えております。


基準法の見直しの結果として、津波対策には、有効と思われる異種構造を持つ建築物が現在では事実上できなくなってしまったのではないか。このことがここで言っておきたいテーマになります。


異種構造を持つ建築物は現状では適合判定などという厳しい審査を受けなければならず、そのための業務を行うためには、クライアントに多大なコストと労力をお願いする事になり、現実には極めて高いハードルになるであろうと思います。


そこで私がここで主張したいのは以下のようなことです。


大津波災害が及ぶ恐れのある沿岸部に建つ住宅では、1階は鉄筋コンクリートで頑丈に構築し、津波による住宅の破壊から人命と財産を守る、その方法を選択できるようにすること。

鉄筋コンクリート部分を車庫、倉庫、作業場、或いは店舗など必要に応じた施設に当て、2階以上を木造の住宅に当てるという構造は津波対策として大変有効な方法であると考えます。


全てを鉄筋コンクリートで造ってしまえる予算的な余裕があるならば、その心配は取り越し苦労となりましょう。


今後、国土交通省ではこのような異種構造を持つ建築物に対しても、従前のように門戸を開くことが必要ではないだろうかと考えます。沿岸部での津波災害に対して有効となる対策にも画一的な高いハードルを設けることではなく、人の命と財産を守る事への優先度を考慮すべきだと思います。


東北大震災後では行政が国民の命を守る事に関して考慮すべき条件が変わってしまいました。大地震対策だけでは不十分で、沿岸部での大津波対策も同様に考えなくてはなりません。

2011年5月28日土曜日

私も人災だと思います。

一般に建物を設計する時の条件というのは前回のブログで示しましたように、予め設定された地震力、風圧力に耐える事ができる強度を確保します。そして扱う建物の社会的機能によって、それぞれのカテゴリがあり、それに応じた安全率が採用されます。

例えば災害が起きた時に応急対策活動などを行う拠点となる大病院、庁舎、消防署、警察などは通常の建物より安全率を高くとり、災害によってその機能が失われないようにします。



そのような意味で原発施設などはスーパーカテゴリに位置するものと理解してきました。しかしそこでサポートすべき、これまで培ってきた技術は、肝心要なところで活かされない障害が存在していたようです。

以下の『 』の部分は中部大学の武田先生のブログの一部を転載したものです。


『もともと、今回の福島原発の事件は「技術的問題」より「人災」の色彩が強いと私は思います。近くに原発がある人は参考にしてください。

1) 地震や津波に強く設計できるのに、総合的に言えば「震度5」ぐらいで原発を設計するという非常識なことが行われていたこと、

2) それでいて、平気で理由も示さずに「原発は安全です」と言っていたこと、

3) 電力が「安全です」というのは当然なのに、それを受け入れていた日本社会と、実質的にチェックしていなかった保安院、

4) 原発がくればお金がもらえるという考えもあったこと、

5) 技術は間違いが起こるのだから、起こった時のことを考えた事前の対策が必要なこと、

6) 対策が出来ていたら、その訓練もすること、

7) 実際に福島原発で事故が起こりそうになった3月11日夕刻、気象庁が風向きを発表して、それに基づいて11日の夜にバスなどで県民が非難していれば、一人も被曝を防ぐことが出来たこと、

8) 特に、子供達やお母さんだけでも非難させたかったこと、

9) 続いて、あらかじめ準備しておいた「ビニールシート」を畑にかけて畑を守ること、

10) 原発の傍に急いで200メートル、深さ5メートルの防水プールを掘って汚染水のため場所を作る事、

11) 原発の傍に「汚染された土や瓦礫」を置いておく敷地を確保すること、そして積極的に汚染地帯から土や瓦礫を回収すること、

12) 福島の人に直ちに線量計を配り、健康診断を開始すること、

13) 1年1ミリを越えそうなところでは、児童生徒を疎開させ、放射性物質を含まない給食を確保すること、

14) 福島の人に汚染されていない水、食糧を配ること、

などをしておけば、被害はほとんど無かったと思います。

つまり、「原発は安全だ。だから事故のことなど考えない」というのではなく、

「原発を安全に作る事、事故を考えておくこと、それに対して電力会社が責任を持つこと、事故が発生しそうなときに住民の避難を開始すること」など、当然のことをしなければならなかったのです.』

2011年5月11日水曜日

災害と対策

東北関東大地震の大災害とそれに伴う福島原発事故が起きた事に関連して、建築を設計している立場から思うところを少し述べてみたいと思います。文が長くなるといけないのでテーマを分けていきます。今回は「災害と適用される法基準の現状」を述べてみたいと思います。

福島原発の設計で想定していた話をいろいろと耳にしますとその内容の酷さにただ驚く事ばかりですが、その事については別の機会で触れる事にして、東北関東地震に関連するところから始めたいと思います。今回の大災害は主に津波の破壊力によるものであったと思います。地震そのものによる被害は津波のためにまだ良くわかっていません。



ところで津波の破壊力は建築の構造計算を行う上で考慮されているのかという疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、答えはノーということになります。津波災害は普通の建築では考慮されておりません。(原発などの特殊な施設、またはその必要がある施設は考慮されなければなりません。)テレビの映像でもお分かりのようにその破壊力は凄まじいものでした。その破壊力は5ton/㎡と言われています。この数値は200m/s以上の風圧力に相当し、超巨大竜巻F6(160m/sくらい=現実には発生していない)以上の破壊力と言うことになります

通常、建物の構造計算を行う場合は、基本的には現行の建築基準法に定められている基準に沿って行われている訳ですが、採用される計算データは時間が経つに連れ(大きな震災毎に)改正されています。採用される構造基準は、これまで起きた事象に対して万全であると言えますが、予測されない事態が起きるとその度に、ある程度の被害を蒙り、そしてその対策として基準の見直しが繰り返し行われ、少しずつ改善されていると言う現状を知っておく必要があると思います。

恐らくこれからも見直され続けて行くだろうと思われます。近年に見直しされた例をとりますと、阪神淡路地震が起きた後、特に木造家屋の構造基準が大きく見直されています。この時は、地震の揺れに対して、大まかに(1)耐力壁量の計算方法、(2)耐力壁を構成する部材相互の強度的な担保に対策がとられたと言って良いと思います。

その都度の見直しという事について、もう少し付け加えてお話します。最近、長周期地震動が超高層建築物に及ぼす影響に関するニュースが話題にのぼる事があります。超高層建築の設計がスタートした時代では、その事がまだ正しく理解されていなかったこともあり、設計には反映されていませんでした。建築基準法の告示に取上げられたのは2000年の事です。その後も十勝沖地震などのデータを通じて長周期地震動対策についての研究がされ続け、現在に至っています。

このように、これまで起きた地震等のデータ、或いは判明されている事象に就きましては建築基準法にきちんと組入れられていますが、未知の領域のもの、或いは自然界で新たな事象として起きるかもしれない予測不能な事は、現在の基準には組入れられていないということなのです。このような話をすると一寸以外だと思われるかもしれませんが、科学や技術はいつの時代にも進化の途中であると言う事を認識しておく必要があるかと思います。しかし、そうは言っても地震対策における日本の建築技術水準は世界一であると言えるでしょう。

現在一般的に行われている建物の構造設計では地震力でも、風圧力に就いても、過去のデータから設計条件を決めて構造耐力の上限を設定し、その範囲内で計算が行われています。社会基盤としての建築物の安全性を決める際には、得られる安全性と掛けるコストとのバランスから、これ以上の対策は諦めざるを得ないという判断もされている訳です。

想定されている地震規模に就きましては150年から200年に一度の周期で、これまで国内を襲ってきた巨大地震をその上限としています。万が一、その巨大地震(震度7程度)が起きた場合でも、建物が崩壊せずに建物内外の人命を守ることを目標としています。但し、地震後にその建物を再利用できるかどうかは考慮されていません。

風力に就きましては最大風速30m〜46m/sの範囲を想定して建築が建つ場所により計算基準ベースを定めています。地震でも風力でもそれ以上の規模を個別に想定して設計する事はもちろん可能ですが、前述のように建築コストに大きく影響してきます。

このように国内の建築物については、国が上に掲げたように自然の猛威の最大規模を想定して、万が一、そのような災害が起きた場合でも、崩壊する事のない強度を定め、社会全般での生活環境の安全を図っています。そのために工事現場の施行に至るまで、その方針が担保できるような仕組みになっていなければならないことは言うまでもない事です。

地震国日本では地震対策は安全な生活を守る上で大変重要なテーマです。また最近、日本列島を襲う台風はその規模が段々と拡大しつつあり、それに伴い最大風速も大きくなっている傾向があります。

特に沖縄、九州では風圧でガラスが割れた事例を多く聞きます。これはサッシに取り付けるガラスの厚みを設計する際の最大限度を上回った風が吹いたという事を意味します。又これが建物全体に及ぶ災害規模の事例が米国で多発している竜巻で見て取れます。

これから住宅などを建てられる皆様は、全ての事象 を網羅することはできないかもしれませんが、地域の特性を良くお考えになった上で、ご自身で万が一の場合を想定し、ここまではという線引きして計画をされる必要があるかと思います。そして専門家の方々に相談された上で判断されるのが良いのではないでしょうか。

2011年4月7日木曜日

ゲェッ!

WASHINGTON — The United States Nuclear Regulatory Commissionsaid Wednesday that some of the core of a stricken Japanese reactor had probably leaked from its steel pressure vessel into the bottom of the containment structure, implying that the damage was even worse than previously thought.
--- Pardon me for pasting a part of an article of New york times  on my board.

2010年11月6日土曜日

リフォームに挑戦 その6/6

壁:ビニールクロス貼り。

既存の壁はビニールクロスをラミネートした巾600mmのプリントボードです。当初の考えでは新しいプリントボードに張り替えようと思っていました。と言いますのは私自身でビニールクロスを貼れるというイメージが持てなかったからです。それでも調べていくうちに段々と素人の私でも貼れてしまうのではないかという気持ちに変わってきました。

ビニールクロス貼りの概要
  1. 壁紙の価格は250円/mくらい(ホームセンターでも販売)。
  2. 糊はミックス糊(サンゲツ)を使い刷毛で塗布。
  3. 下地がクロスなので390ボンド(矢沢化学工業)を予め塗布する。
  4. 後は施工道具さえあれば出来る。
施工道具
プロの職人さんは糊付け機械を使って仕事をする他、以下の道具を使います。
  1. 地べら(紙端のカッティングの定規)
  2. 竹べら(カット端部の付着性を確実にする)
  3. ジョイントローラー(継ぎ手などの端部を押さえる)
  4. スムーサー(空気を抜く)
  5. 撫で刷毛(貼り始めに使うものでシワ、空気が溜まらないように壁紙を軽く伸ばす)
  6. カッター
  7. 定規(重ね継ぎ手部をカットするための定規として使用)
  8. テープ(重ね継ぎをする時に端部のマスキングとして使用)
上の道具のうち、私が実際にやってみて必需品であると思ったのは1番から6番まで。殆どですね。

施工上の注意として
  1. 貼り面にコンセントなどの段差があると破れやすいので壁紙を貼り面に当てた時点で、その箇所にカッターで切り目をつけておくこと。
  2. カットする時には最後に当てたカッターを保持したまま、地べらを次のカット面に移動する。
  3. カットは入り隅部においては隅部で行い、出隅部では隅部では行わない。
  4. 壁紙のサイズ巾は93cmくらいなので、予め貼りたい壁面の寸法を調べておき、継ぎ手位置を確認しておく。
  5. 継ぎ手部は何センチか余裕を持って重ね貼りをした上でその部分にカッターを入れて重なっている2枚を同時にカット。そしてカット面を捲り、下になっている壁紙を取り除く。後はジョイントローラーで継ぎ目を押さえる。
  6. 貼る過程で壁紙又は周囲に付着した糊を濡れ雑巾などできれいに拭き取る。
当初、壁紙貼りは自分では出来ないものと思っていた理由は、あの大きな面を持つ壁紙を空気溜まり、或いはシワを作る事なしに行うのは素人にはとても困難であろうと考えていたからです。しかしそれは取り越し苦労でした。実際にやってみると意外と簡単で、糊もすぐにはくっ付かずに貼り直しも自由です。

ただ出来栄えを職人さんのそれと較べられると指摘される箇所は多いとは思いますが、そこは手作りリフォームということで理解して戴きたいと思います。私の実家の出来栄えは私自身は充分に満足しており、良い経験になったと思っております。

ご自分ではとても出来ないと考えている方でも、壁紙の貼り替えだけならクロス屋さんに直接お願いすればそんなに高くはないと思います。私の試算では作業条件などにもよりますがリフォーム(剥がし+貼り)価格として1400円/㎡くらいと見当をつけておりましたが、実際に知り合いの職人さん(宮崎市)に聞いてみると1200円/㎡くらいで請けているようです。

2010年10月27日水曜日

りフォームに挑戦 その5/6

床:桜フローリング張りです。

兄も手伝ってくれたので工事は3日間ほどで終わることができました。工事前に少し気になっていたのはこの間の食事をどうしようかということでした。しかし結果的に一度も台所の機能が損なわれる事はありませんでした。方法は後ほどご説明します。

図1:板の張り方
改修前の床材はクッションフロアを合板に貼り付けたものです。寸法は300×1820×12mm。この1820mmという寸法が実に有難かった。と言いますのは新設床材である桜フローリングも同じく1820mmの長さであり、これがもし違っていたら板の継ぎ目と根太位置とが合わなくなってしまうことがあります。フローリングは交互にずらして張りますので、1列目と2列目とでは板の半分のところに継ぎ目がくるようになります。(図1)そういったところにも必ず根太が必要となりますので、この同じ長さである事は大変有難いことでした。

木製フローリングの価格は数年前と比べると上昇してきておりますが、いろいろと調べてみた結果、建築材料の量販店で9980円/坪というのを見つける事が出来ました。これは本当に安いと思いました。桜は無垢材で30cm毎に集成してあるものです。

 張り方 
図2:継目の納まり

  1. フローリング張り用釘と木工用ボンド併用。
  2. 材質が硬いので板が割れないために釘より若干小さめのドリルで穴を空けた後で釘打ち。
  3. 釘頭が少しでも出ていると次の板が完全に入らずに苦労しました。逆にめり込むほどに釘を打つと殆どの場合、板が割れてしまいました。専用釘以外は使えませんね。
  4. 3番目は大事な事で少しくらいの目地の空きを妥協するとその次からの板に影響してきます。    
    図3:最後列板の納め方
    
  5. 最終列の板張りは職人技が要求されます。板どうしの継ぎ目が図2のようになっていますのでそのままでは壁との間に隙間が出てきます。そこで図3のように端をテーパ状に削るようにして納めます。(床張りの後に壁もやり替える場合はその必要はありません。)
 張り手順

工事中に台所を機能させるためには以下の方法をとりました。この方法は台所の機能を中断させないためだけではなく、将来のメンテナンスを考えた上でのことでもあります。実際35年間使用してきた流し台の下の床は腐食しており、ボロ々の状態でした。
  1. 既存の流し台、及び調理台を手前に移動させた後で、その部分(奥行き500)を先に張ってしまう。(所要時間半日)
  2. 張り終わったら古い流し台等をいったん元に戻す。今張った部分は隠れてしまいます。 
  3. 流し台を少し持ち上げると、1で張った部分が表れるのでそこから新たに張り始めます。つまり1の床張りと3の床張りとでは縁が切れている訳で、そのことで将来、腐り易い流し台下部を自由にメンテナンスできると言う訳です。
  4. 流し台下部以外は半日で進捗できる床張りの範囲を「壊しては張る」を繰り返す。
  5. 床張り工事が終了後に流し台の新旧入れ替え。
 張り終わった後で以前のクッションフロアと比べて見ると、やはり全然違った印象になりました。見た目にもきれいですが特に歩いた時の足の感触が素晴らしい。「流石に無垢の桜材だけのことはある。」といった印象です。やりがいがあったと報われました。

2010年10月26日火曜日

リフォームに挑戦 その4/6

天井:ロックウール吸音板張りです。

床を張る前に天井張りです。順番が逆になりますと脚立、足場などで新しい床を傷つけたり、汚したりしますのでこの順番が良いと思います。既存の天井には石膏ボード基材のプリントボード455×910が張ってありました。今回はその上にロックウール吸音板を張ることになりました。既存材を解体した後に新しい材料を張る方法は工事が大掛かりになり、とても私の手には負えないと思いましたので最初から上張りを選択しました。

材料:ロックウール吸音板303×606×9mm
価格:3180円/坪

製品の継手は相じゃくりと本実との併用になっています。要するに前後左右のボードは凸凹の絡みを持って接合されるように作られております。柔らかい材料ですので扱いに苦労しました。

張り方
  1. 通常は糊とタッカー(特大ホッチギス)とを併用して張ります。
  2. タッカーがありませんので釘を使用。(メーカーでは不可となっています。)
  3. 下地となる既存のプリントボードは予めマジックリンと雑巾とで汚れを除去。
  4. 糊は酢酸系を使用することとなっていたので木工用ボンドを使用。
  5. 釘はメーカーが指摘しているように使わない方が良い。
残念ながら仕上がりはあまりきれいとは言えなかった。このような柔らかい材料は例え継手が本実になっていようとも、下地にガイドラインとして墨を描いておくべきだったと後悔しました。おまけに金槌が当たった部分は修復が利かない。かなりデリケートな工事を要求されました。

もう一人の兄が手伝ってくれたお陰で助かった。糊を付ける→張り位置微調整→釘を打つの一連の作業の中で張り位置微調整は下から目線からのアドバイスが必要なのでとても一人では困難だと思います。それでも最後の方では作業慣れが出てきたせいか最初よりきれいに張れるようになったと思います。また本実になっているので右から左、奥から手前の方向へと向かって張ることになりますので、予め部屋の四隅のうち、何処から始めてどこで終わらせるかを検討しておいた方が良いと思います。

2010年10月23日土曜日

リフォームに挑戦 その3/6

友人に今回のリフォーム体験を話してみたところ、「オレにはそんな面倒な事は出来ない。」と言っていました。

”好きこそ物の上手なれ”で、日曜大工などを面倒と感じてしまう人には向いていないと思います。私の場合はプロセスと結果、そしてその後に残る体験感に興味があったので最後までやり抜く事ができました。それは好きな登山の心境にも似たものでした。

さて最初の工事はキッチンパネル張りです。
キッチンパネルは「アイカ工業」などの会社が作っている製品です。寸法は930mm×2450mm×3mm。通常は13,000円/枚くらいしますが、今回はバーゲン品を見つけて8500円/枚で手に入れることが出来ました。使用枚数は全部で4枚です。

この製品は不燃性でしかも汚れにくく、特にキッチン周辺には最近よく使われております。表面が硬いので切り難く、プロの職人さんは特殊の刃を用いた電動丸ノコを使用していますが、私はホームセンターに行き、デコラ用の普通のノコギリを購入して試してみました。思いの他問題ありませんでした。しかし切りクズの粉が体に付着するとあとで痒くなります。原因は恐らくガラスクロスのせいだろうと想像しております。洗濯物の近くでは作業しないことをお薦めします。

張り方
  1. 基本的には両面テープと専用ボンドとを併用します。両面テープはボンドが乾くまでの間の仮止め用です。私はボンドのみを使いました。ボンドが乾いて安定するまでは木板と角材を使用してパネルが動かないように固定しました。
  2. 下地は新品の石膏ボード又は合板などが基本です。
  3. 既存のタイル下地などの場合はマジックリンなどの洗剤でタイルの表面をきれいにしておきます。
裁断サイズは張りたい箇所の内法寸法より数ミリ少ない寸法にした方が良いと思います。他の部材との間に2mm程の隙間を空けるようにして張り、あとでそこにシール材を充填します。またこの製品は比較的に値段が高いので無駄を出さないためにも予め紙上にて検討してみた上で裁断してください。

張り終わってボンドが安定したら
  1. パネルの接合部又は入り隅部にシール材を充填します。
  2. 出隅部はアルミアングル材などを当てます。メーカーに専用のものが用意されておりますが私は市販のものを使用しました。
  3. シール材を充填するときはマスキングテープを使用して他を汚さないように注意してください。
  4. 最後にパネルに貼ってある養生シートを剥がせば出来上がり。
当工事では下地にビニールクロスの箇所がありましたので、その部分はボンドの付着性が悪いだろうと思い、その上に新たに杉材の厚さ12mmの野地板材を30cmピッチくらいに打ち付けた後にパネルを張ることにしました。もちろん杉材は下の胴縁に固定しています。石膏ボードには釘は利きませんので注意してください。

また老婆心ながら、天井部分の寸法採りとノコギリでの裁断の時とはパネルに対して目の位置が違いますので(見上げる/見下ろす)寸法の書き写しに注意が必要です。

2010年10月22日金曜日

リフォームに挑戦 その2/6

概要
DK床面積=3m×4m=12㎡(3.6坪)
出窓=巾2m、奥行き0.4m、高さ1m

今回のリフォーム箇所を分類すると下記のとおりです。
  1. 床:桜フローリング張り
  2. 壁:ビニールクロス貼り
  3. 天井:ロックウール吸音板張り
  4. 台所周辺(壁・天井と出窓部分):キッチンパネル張り
  5. 流し台と調理台の取替え
  6. 換気フード
以上が今回私が行った工事です。掛かった費用は材料代その他雑費込みで20万円、手間費は計上せず、です。

工事に関しては全くの素人である私でも何とか出来てしまいました。素人が工事を行う場合にもしコツがあるとすればそれは呑込み(理解)だと思います。これから行う仕事の呑込みです。実際、日曜大工の延長で出来てしまいます。興味のある方は挑戦してみては如何ですか。(但し火を使用する部屋のリフォームは仕上げ材の制限があったり、大規模修繕に至っては確認申請が必要な場合があったりしますので注意してください。)

それでは上述した各工事を実際に行った順番に並べ替えてみます。
  1. 台所周辺:キッチンパネル張り ↓
  2. 天井:ロックウール吸音板張り ↓
  3. 床:桜フローリング張り      ↓
  4. 壁:ビニールクロス貼り      ↓
  5. 流し台と調理台の取替え    ↓
  6. 換気フード
次回からこれらの工事に関しまして記述してみたいと思います。

2010年10月21日木曜日

リフォームに挑戦 その1/6

ダイニングキッチンをリフォームしたい
と実家の兄から相談を持ちかけられた。

35年前に建てられた木造住宅のDKで、兄の要望は劣化が目立つ床、壁、天井の各仕上げ材の張替えとキッチン設備を新しくするというものです。

35年前、お盆か正月に東京から一時帰省した折に出来上がったばかりの住宅を見た時にどうしてこんなプランになるのだろうと当時の私は思った。各部屋は暗い廊下で繋がっており、部屋の容態は家具の配置を全く無視したものでした。まだ建築学科の学生だった私でもこれよりは良いものを考えられるだろうと思ったが、新築住宅を手に入れ、喜んでいる兄にそんなことは話せなかった。それにもう家は既に出来上がっていた。

住宅の中でも特にDKは主婦の動線、キッチン設備及びテーブルの配置、ドア及び勝手口の位置など整理しなければならない要素が密集している箇所です。我が実家のDKではここの処が全くと言って良いほどに考察されていないのでした。

ホームドクターの視点で見れば、この肝心要の治療を施さなければ完治は無理というべきなのでしょうけど、予算の都合があるとのことで上述のように仕上げ材の張替えと流し台のリニューアルのみが今回やらなければならない課題となったのでした。

完治しない治療なのだから掛かる費用も最小限にしなければならないということでリフォームに必要な金額をできる限り抑えようと工事に関しては素人である私が担当することにしました。素人であるが故に全くのボランティアです。ひとつの工事を終わらせる毎に、溜まってきた自分の仕事を片付けなければならない日々が一月ほど続きました。(素人とは言え、工事監理は私の専門のひとつでもあるので工事を評価する目は持っているのです。)

工事に先立ち、準備として下記のことがらを整理することにした。
1.使用材料の選択(素人でも出来そうな工事方法を念頭に)
2.それらの材料を何処で、またいくらで購入するのか
3.工事方法と所要時間(工事中に出来るだけ台所の機能を中断させたくなかった)

上の事柄をあれこれイメージしている間に、実際に材料を置いてあるホームセンターや問屋にも足を運んだり、或いはネットで調べたりしているうちにだんだんと選択肢が見えてくるようになりました。

次回は実際に行った工事とそれに関連したことを書いてみたいと思います。

2010年7月9日金曜日

食采とお宿計画

下記はデザイン途中の「つぶやき」です。

政策金融公庫の方が金利が安いね。民間の金融機関も融資条件は同じようなものだけど問題は無担保枠の扱いをどうしてくれるかだ。 #marukinoyado

レストランと居酒屋+宴会とでは空気がまるで違う。フォーマルな気分で食事をしている横で酔客が騒いでいるのはドリフターズのギャクにありそうだ。その辺りを区別して欲しいな。 #marukinoyado

行政官はこちらの提案に譲歩しなかった。プラン形状の変更はクライアントが難色を示した。結果として建物配置は安全上望ましくない方向へ進もうとしている。困った・・・。 #marukinoyado

ここしばらく配置計画のことを考えてきたが、やはり当初のプランが全ての問題に対して高得点のようだ。後は行政官を説くだけかな。 #marukinoyado

法の規制を避けるための方策が結果的に安全性を危惧する建物配置になるのはなんとも皮肉だ。ここは果敢に法に挑むべきだろう。このような矛盾に相談に乗ってくれるのが行政官の本来の勤めだと思うが現実はそうではない。 #marukinoyado

地盤調査の結果が出た。想像どおりの岩盤で形成されている。データは将来にわたって斜面崩落しない保証を100%意味するものでもないが、同時に計画を阻む理由も見つからない。ただリスクとゲインの選択ということになる。 #marukinoyado

地盤調査異常なし。むしろ岩盤なので掘るのに大変そうだ。大変と言えば収支シュミレーション。事業者より私の方が心配している。ボーダーライン以上の集客が見込めれば良いけどハードルはそんなに低くはないよ。 #marukinoyado

旅館の収支計画を作成するのは畑違いだが、たまにこういうことに挑戦するのも面白い。事業コンサルティング&プランナーになったような気分だ。しかしマーケティングは難しい。 #marukinoyado

ひとつの到達点に達したような気がするが、これで決定と言うことでもなかろう。次に網掛けしなければならないプログラムがあるとすれば、それはなんだろうか? #marukinoyado

サービス部門へのデザインは収益部門の余力でやりがちだが、ここもしっかりと取り組まないとね。後で後悔しても始まらない。風呂入りながらボーッと考えてみよう。 #marukinoyado

建物配置を移動する事によって指定区域は免れるが、そのことが施設側の自分の首を絞めるような結果になるのには何か矛盾を感じるなぁー。マァ二つの視点があるからしょうがないといえばそれまでだけど・・・。 #marukinoyado

県の土木課と現地で打合せした。急傾斜地の指定位置の確認。何とかなるかもしれない。 #marukinoyado

何年か前に行った道後温泉、漱石の間で風呂上りの浴衣を通り抜けた五月の伊予の風は気持ちよかった。お宿の間であのような体験ができたらいいな。 #marukinoyado

急傾斜地の扱いがまだ未定だが、断面計画はこんな感じになるかな。 #marukinoyado

住宅の用途に供するものに、寄宿舎、共同住宅などが入るのは理解できる。しかし寝泊りが共通するからと言って、旅館を住宅のくくりにするのは拡大しすぎではないの?お役人さん。法律は人の居住権の安全性と商行為の権利とを分けているように思うのだが、如何? #marukinoyado

同じ山の一画なのに土砂災害防止法と急傾斜崩壊防止法とでは危険区域の指定場所が違う。重複すらしていない。どういうこと?国は所有者にどんな対応をしろと言うの? #marukinoyado

記憶が新しいうちに今日の議事録をまとめよう。急傾斜地の崩壊危険区域の指定、崖地条例、土砂災害防止法・・・マァ次から次に出てくるコト。 #marukinoyado

バスコーナーを主要フレームからキャンチレバーとして持ち出そう。できるだけ基礎を集約して山側に寄せる。次に水平杭を何本か打ち込み擁壁と一体にする。最後に犬走りと擁壁を逆L字型にしてハンガーとする。これらの対策は万が一の斜面崩壊時の重要な手立てとなろう。 #marukinoyado

お宿のお風呂をホテルルームの延長と捉え、海を眺めながらそれぞれの場所で寛げるようにする。両者を区切るのをやめて浴衣と裸の中間を自由にする。浴室の中にベッドが置いてある?ムリか。それではルームの一画がバスコーナー?OKかな #marukinoyado

二人で再度現場を見る。設計者はガケ崩落を恐れ建物配置の向きを振ろうとする。クライアントは眺望重視の気持ちが強い。誰も危険性がない事を明言できない状態で、どこまで安全策を講ずるべきか。 #marukinoyado

渋谷GP地質調査では、どんな地盤で構成されているかは大体検討がつくと言っていたな。依頼するなら地耐力調査といっしょにやってもらったほうが費用的にも安上がりだ。 #marukinoyado

崖の斜度はやはり急だった。高さ26mに対して水平距離が52m必要であるのに現状は38mしかない。14mの不足だ。あとは地質を調査する他ないな。硬い地盤で形成されていれば良いけど。 #marukinoyado

ダイニングルームを含むパブリックスペースのアイデアが全然出てこない。コンパートメントと全体をどういう風に関連付けたら良いの? #marukinoyado

土地を購入する前に私に相談してくれれば、国定公園法、崖地条例についてアドバイスしてあげられたのに。それにしても役所も今になって言ってくるとはひどいね。あまり心配しなさんな。解決策はきっとある。 #marukinoyado

日曜日の午後、海を見下ろす丘でしばらくクライアントとお話をした。料理のためのお宿を計画するためだ。まだ内容は何も決まっておらず、斜面に腰をおろし二人でフリートーキングをしていると話は海のように広がった。腰を上げたときには相手の顔はもう日焼けしていた。 #marukinoyado

等高線で確認したら実際に現場で見たガケの印象よりは、傾斜が緩いようだ。条例の方は何とかなるかもしれない。それにしても条例を確認しないで土地を購入するなんてナンテオソロシイ!! #marukinoyado

コンセプトなんてどうでも良い。言葉の独り歩きだ。大切な事は作ってほしいモノが発する声が聞こえるまで考え込むことだ。 #marukinoyado

部屋タイプのイメージをひとつ思いついた。また全体に戻ろう。行ったり来りの繰り返しをしばらく続けてみるさ。 #marukinoyado

2010年4月28日水曜日

N邸リフォーム計画

北側道路から見る

既存建物+南側の一部を増築

南側庭から見る

南側の縁側に面してDKを設ける